前澤氏に付いていく?ユナイテッドアローズ(7606)アダストリア(2685)

注目株レビュー

コロナウイルスのパンデミックで緊急事態宣言が発令されて、生活必需以外の大半の店舗が休業する中、アパレル企業の売上は激減して大量の春夏商品が行き場を失い、業界の経営状況は危機に直面している。

今後、アパレル企業はコロナウイルスの収束とともに復活するのか、それとも低迷を続けるのか?

そんな中、2020/8/13にこんなニュースが舞い込んできた。

ZOZO創業者の前澤友作氏が個人で、約74億円を投じアダストリア(2685)とユナイテッドアローズ(7606)の株式を大量に取得していることがわかった。アダストリア株を、約39億円を投じ全体の5.6%・273万株を取得。ユナイテッドアローズ株を、約35億円を投じ7.97%・240万株を取得している。両社は前澤氏が創業したファッションECモール「ゾゾタウン」で上位の売り上げを稼ぐ有力テナント企業だ。

今回の株式取得により、前澤氏はユナイテッドアローズ社では創業者で名誉会長の重松理氏に次ぐ第2位の大株主となる。重松氏がユナイテッドアローズをゾゾタウンに出店させたことからZOZOの躍進が始まったと言われており、それ以来前澤氏と重松氏は旧知の仲と言われている。

大量保有報告書の保有目的には「純投資を基本とするが、発行者経営陣との間で友好的な関係が構築されることを前提として、必要に応じて企業価値向上のための助言または提案を経営陣に対して行う可能性もある」と記されている。

両社はコロナウイルス感染拡大の影響から株価の低迷が続いているが、これをきっかけに上昇へ転じるのか株価の分析をしてみます。

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7606 ユナイテッドアローズ

企業概要:

日本を代表するカジュアルファッション衣料のセレクトショップ運営。国内外のファッション性が高いデザイナーズブランドとオリジナル企画の衣料品(紳士服・婦人服・雑貨等)をミックスして販売。セレクトショップ「ユナイテッドアローズ」「グリーンレーベル リラクシング」「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ」「アウトレット」を主力に、子会社のコーエンやフィーゴを含めグループ店舗359(2020年3月)。空港内・駅構内の商業スペース・アウトレット販売などへ進出、通販は「ZOZOTOWN」から自社EC主導に切り替え(運営をZOZOグループに委託)。2014年海外初の直営店を台北にオープン。

株価推移

2685 アダストリア

企業概要:

国内外のSPAブランドを取扱うファッション小売チェーン。駅ビル・ファッションビル・ショッピングセンター内にインショップ型を主としたファッションカジュアル専門店を出店(国内1315店、2020年2月)。マルチブランド、マルチカテゴリー(アパレル・バッグ・シューズ・キッチン雑貨・家具)、バリューチェーンで事業展開。アパレルに加え、バッグ・シューズ・キッチン雑貨や家具など多様なカテゴリーでファッションを軸としたアイテムを提供。主力ブランドは「グローバルワーク」「ニコアンド」「ローリーズファーム」「ベイフロー」など。2013年服と生活雑貨など多彩なブランドのトリニティアーツを子会社化(ポイントから商号変更)。2015年ポイントとトリニティアーツと合併。2017年カジュアルウエアショップのアリシアを子会社化。2019年多機能素材「WOOLLY TEC(ウーリーテック)」を開発。

株価推移

株価情報

レディスアパレル大手のワールド(3612)も参考に比較してみました。

ユナイテッドアローズ
(7606)
アダストリア
(2685)
ワールド
(3612)
株価(8/21)1605円1620円1638円
時価総額485億円791億円563億円
売上高
(今期予想)
1259億円1890億円1992億円
営業利益-70億円-10億円-67.8億円
PER—倍-34.7倍-9.0倍
PBR1.37倍1.46倍0.70倍
配当利回り未定2.47%3.60%
株主優待
(100株)
15%割引x2枚3000円買物券1500円買物券
9月/3月の2回
店舗数
(期末時点)
35913922462
売上高推移
(過去3期)
1544億円(2018)
1589億円(2019)
1574億円(2020)
2227億円(2018)
2226億円(2019)
2223億円(2020)
2458億円(2018)
2498億円(2019)
2362億円(2020)
EPS
(過去3期)
185円(2018)
226円(2019)
124円(2020)
18円(2018)
82円(2019)
135円(2020)
202円(2018)
276円(2019)
241円(2020)
EPS平均値
(過去3期)
178.3円78.3円239.7円
期待株価
(PER20倍)
3566円1566円4793円

まとめ

両社を比較して見えてきたことは、

売上高:アダストリアが約1.5倍大きい
店舗数:アダストリアが約4倍多い
売上高推移:両社とも横ばい(成長性は低い)
EPS:ユナイテッドが約2.3倍高く、しかも安定

以上のことから、ユナイテッドアローズのほうが経営がしかっりしており、稼げる企業という印象です。
株価もユナイテッドアローズのほうが割安のまま、底値から大きい反発もなく底値停滞。
コロナウイルス終息後に今まで通りに客足が戻ってくるようであれば、ユナイテッドアローズは現在の株価(1605円)の2倍までの復活は十分に期待できそうです。アダストリアより、ユナイテッドのほうが上昇期待度は高いと思います。
(ワールドの株価も割安レベルですね)

 

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