気候変動の次の投資テーマは「水」

注目テーマ

水の関連銘柄が熱い。

表面積の7割が海に覆われ「水の惑星」とも呼ばれる地球だが、人が生活に利用できる淡水はわずかな量しか存在しない。

2021年9月8日
世界の水に関連した企業を運用対象とする上場投資信託(ETF)の価格が「沸騰」している。SDGs(持続可能な開発目標)への関心の高まりで、きれいな水への需要が増しているためだ。干ばつなどで水不足は深刻になっており、半導体生産などにも影響を及ぼす可能性もある。こうした側面も「水ETF」の価格を押し上げている。

世界における水ビジネスの市場規模は、2007年の36.2兆円から2025年には86.5兆円に成長すると見込まれています。そのうち約85%は上水道供給と下水処理の事業が占めています。

水が豊富な日本に住んでいると実感が湧きませんが、人口増加や経済成長が進む新興国では水の需要が急増しつつあり、深刻な水不足に陥っている地域が少なくありません。
地球上の水のほとんどが海水であり、飲み水や産業用水として利用できる淡水は地球上の水のわずか0.01%に過ぎません。

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水ビジネスとして注目する関連銘柄

米インベスコ・グローバル・ウォーターETFに組み入れられている日本企業

6370 栗田工業 2.362%

水処理の最大手。水処理装置(液晶・半導体製造工場向け超純水製造システム、用水・排水処理装置、純水装置)、水処理薬品(ボイラ薬品、冷却水薬品、排水処理薬品)の開発・製造・販売。水処理システムのユーティリティ、プロセス、排水、回収の一貫システムにより世界の工場に処理装置・薬品(最適マッチング)を供給。

株価(2021/10/1)5,290円
時価総額6,147億円
PER(予)28.2倍
PBR2.36倍
配当利回り(予)1.36%

9551 メタウォーター 0.214%

水環境エンジニアリング会社。プラントエンジニアリング(国内外の浄水場・下水処理場向け機械・電気設備・機器の設計・建設)、サービスソリューション(上下水道施設・ごみ処理施設の補修・管理)を展開。

株価(2021/10/1)1,854円
時価総額960億円
PER(予)13.9倍
PBR1.56倍
配当利回り(予)2.16%

6368 オルガノ 0.173%

水処理エンジニアリング会社、東ソーの子会社。プラント(純水・超純水設備、排水処理・回収設備)、ソリューション(保守・運転管理)、機能商品(水処理機器・水処理薬品、食品加工材の製造販売)の各事業。「工業用水・工業下水」「再利用水」の領域が主力、水処理プラントのリーディングカンパニー。

株価(2021/10/1)6,610円
時価総額766億円
PER(予)11.7倍
PBR1.12倍
配当利回り(予)1.72%

6254 野村マイクロ・サイエンス 0.141%

超純水製造装置メーカー。超微量分析技術をコアに、半導体・液晶パネル・製薬工場向けの超純水製造装置、プロセス機器・排水処理装置・薬品向けの水処理装置の設計・施工・販売とメンテナンス。

株価(2021/10/1)4,715円
時価総額479億円
PER(予)17.1倍
PBR3.29倍
配当利回り(予)1.59%

6788 日本トリム 0.063%

整水器メーカー(国内最大手)。ウォーターヘルスケア事業(健康機能水の電解水素水をベースとする整水器/管理医療機器の製造・販売)、医療関連事業(電解水透析システム、再生医療関連/さい帯血処理)を展開。主力製品は家庭用電解水素水整水器・カートリッジ、医療(血液透析)用整水器、ボトルドウォーター。

株価(2021/10/1)3,670円
時価総額318億円
PER(予)13.6倍
PBR1.51倍
配当利回り(予)1.63%

■海水淡水化

淡水化技術でも日本企業は強みを持っており、海水を淡水化するために使われる濾過膜では、日東電工、東レ、東洋紡の3社が世界シェアの半分弱を占めています。

日立造船(7004)

日本や中東を中心に、海水淡水化プラント建設で多くの実績を誇る。
1971年に海水淡水化プラントの1号機を建設して以来、日本や中東を中心に海水淡水化プラントの建設で多くの実績を誇っています。淡水化に必要なエネルギーが最も少ない「逆浸透膜法」や、多数の運転実績があり大型施設に適している「多段フラッシュ法」、さらに「逆浸透膜法」に比べて約40%の省電力となる「多重効用法」など、海水淡水化に関する数多くの技術を有しています。

株価(2021/10/1)843円
時価総額1,435億円
PER(予)28.4倍
PBR1.18倍
配当利回り(予)1.42%

東レ(3402)

バーレーン王国とアラブ首長国連邦で逆浸透膜を受注。
逆浸透膜を使って海水から塩分を除去し、飲料水や工業用水を製造する海水淡水化プラントの設計から製作、販売までを行ってる。2020年にはバーレーン王国とアラブ首長国連邦で、海水淡水化プラント向け逆浸透膜の安定稼働実績が評価され、受注に至った。

株価(2021/10/1)704.4円
時価総額11,492億円
PER(予)12.5倍
PBR0.89倍
配当利回り(予)2.27%

日東電工(6988)

逆浸透膜に使われるメンブレンテクノロジーに早くから取り組む。
海水を高効率で真水に変換できる逆浸透膜を手掛けています。逆浸透膜に使われるメンブレン(高分子分離膜)テクノロジーに関しては、早くから積極的に取り組んできた企業です。分子設計技術や高分子合成技術、製膜技術、膜モジュール化技術、さらにシステム設計技術など、複数の技術をクロスオーバーさせながら、膜分離技術を発展させています。

株価(2021/10/1)7,860円
時価総額11,771億円
PER(予)15.5倍
PBR1.61倍
配当利回り(予)2.80%

ササクラ(6303)

環境保全機器メーカー。「水・熱・音」の3領域における技術により船舶用機器(造水装置)、陸上用機器(熱交換器、超低温バタフライ弁)、水処理装置(海水淡水化装置)、消音冷熱装置(騒音対策装置)の製造販売。主力は海水淡水化プラント機器、蒸発濃縮装置、騒音防止装置。海水淡水化の実績は国内トップクラス(船舶用造水装置、陸上用海水淡水化プラント)。

株価(2021/10/1)2,583円
時価総額80億円
PER(予)79.1倍
PBR0.37倍
配当利回り(予)1.55%

東洋紡(3101)

世界で初めて一段法海水淡水化モジュールを製造。
1970年代に世界で初めて、中空糸膜による逆浸透の原理を利用した海水淡水化装置の心臓部となるモジュール「ホロセップ」を開発しました。東洋紡グループが製造する中空糸型逆浸透膜は、1日あたり約160万トン、約640万人分の1日の使用量に相当する真水をつくり出します。

株価(2021/10/1)1,365円
時価総額1,216億円
PER(予)9.3倍
PBR0.64倍
配当利回り(予)2.93%

 

投資は自己判断と自己責任でお願いします。

 

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