車載用ソフトウェア銘柄ートヨタが「ソフトウェアファースト」の開発体制に移行を宣言

注目テーマ
スポンサーリンク

車載用ソフトウェア

車載電装システムの世界市場は、2020年見込みの約19兆円に対し、2030年には42兆円台の市場規模に達すると予測されている。

パワートレイン系やHV/PHV/EV/FCV系、走行安全系、ボディー系および、情報系など様々な車載電装システムが存在する。これらのシステムには必ず制御ソフトウェアが組み込まれている。

更に、これから普及していく「ADAS」や「自動運転システム」「ドライバーモニタリングシステム」など益々ソフトウェアの需要は増えるばかりである。

車載用ソフトウェアの市場規模は、米国の某企業の市場調査レポートによると、
2019年は185億ドル(約1兆9,000億円)規模と評価されていた世界の自動車用ソフトウェア市場が、2027年までに435億ドル(約4兆5,000億円)まで拡大するという推計が明らかになった。

「ソフトウェアファースト」の開発体制

トヨタ自動車とNTTは2020年3月24日、東京都内で記者会見を開き、業務資本提携を締結したと発表した。

トヨタ社長の豊田章男氏はこの提携発表の場で、

「ソフトウエアファースト」の開発体制に移行することを宣言した。ソフトとデータを活用し、自動車の機能向上を実現する構想だ。「ソフトを先行して実装し、自動車の走行時にデータを収集する。AI(人工知能)をレベルアップさせて、ある段階でソフトを更新して機能を追加できるようにする」(豊田氏)。組織再編は、ソフト第一を実現する手段の1つになる。

トヨタ自動車が2022年度にかけて、ソフトとハードの開発を分離しやすい組織に再編することで、ソフトの開発周期を短くし、車両改良を待たないで頻繁に機能を高められる「ソフトウエアファースト(第一)」の体制にする。さらに車載電子アーキテクチャー(基盤)を刷新し、ソフト重視の開発を後押しする。ハードの脇役だったソフトを自動車開発の主役に据え、IT企業など新興勢との競争に備える。

関連銘柄

SCSK
(9719)
イーソル
(4420)
東海ソフト
(4430)
SYSHD
(3988)
日本プロセス
(9651)
株価 (06/25)6,590 円1,116 円1,507 円1,338 円807 円
時価総額6,866 億円240 億円74 億円35 億円86 億円
市場東証1部東証1部東証1部JASDAQJASDAQ
予想PER20.2 倍58.7 倍19.0 倍13.7 倍15.5 倍
PBR3.02 倍3.80 倍2.04 倍1.57 倍0.82 倍
配当利回り2.12%0.49%1.00%1.05%3.35%
ROE15.67%12.43%12.05%11.42%6.13%
EPS321.3 円33.2 円76.6 円85.3 円57.7 円

SCSK(9719)

大手ITサービス会社、住友商事の子会社。
コンサルティングやシステム開発からITインフラ構築・運用等のITサービスをフルラインアップで提供。
製造・通信システム、流通・メディアシステム、金融システム、商社・グローバルシステム、ビジネスソリューション、モビリティシステム、プラットフォームソリューション、ITマネジメントの8セグメント。
戦略的事業(車載システム、AI)、クラウド関連ビジネスと技術の拡充を推進。

イーソル(4420)

組込みソフトウェア開発会社。
リアルタイム組込みOS「RTOS」を利用した車載機器制御システムや航空宇宙・コンシューマ・工業用機器領域の組込みソフト開発、プラットフォームとしてのソフト販売と受託開発。
組込みOS・開発環境・各種ミドルウェアを自社開発、自動運転を始めとした「インテリジェント・システム」のプラットフォームを提供。
自動車業界のグローバルパートナーシップ「AUTOSAR」のプレミアムパートナーとしてコネクテッドカーの仕様を策定。

東海ソフト(4430)

独立系のソフトウエア開発会社。
組込み関連(車載開発、民生・産業機器開発)、業務システム関連(製造・流通システム開発、業務システム開発)、金融・公共関連(金融開発、公共開発)のソフト開発。
自動車の車載ソフトウェア(車載・走行系、安全・セキュリティ系、ボディ系、「AUTOSAR」対応/欧州の自動車関連メーカーが中心となり策定された車載組込ソフトウエアの標準規格)から産業システム(FA・LA関連)、モバイルソリューション、企業や官公庁のITインフラなど幅広い開発に実績。
車載関連開発はトヨタ自動車グループ向け、金融・公共関連は日立製作所グループの案件が中心。

SYSHD(3988)

エスワイシステムを中核とする独立系のソフト開発グループ。
海外市場を販路としている製造業企業顧客を中心に総合情報サービス(グローバル製造業・社会情報インフラ・モバイルの各ソリューション)を展開。コンサルティングから設計・開発・運用・保守まで一貫したサービスや製品の開発・販売、教育等、情報技術に関わるサービスを営む。
グローバル製造業ソリューション(自動車・重工業・工作機械・鉄鋼・搬送機等の関連企業)は基幹業務システムや組込みシステムを開発、自動車関連顧客向けの車載ECU(電子制御ユニット)関連の開発や検証。

日本プロセス(9651)

ソフトエンジニアリング会社。
自動車、鉄道、防災、情報機器などの社会インフラ分野を中心としたシステム開発(制御・組込システム、産業公共システム)、情報サービス(ITサービス)を展開。制御システム(エネルギー分野/発電所・送配電、交通分野/鉄道運行管理)、自動車システム(車載制御、外界認識)、特定情報システム(衛星画像、リモートセンシング)、組込システム(半導体、や電子部品)、産業・ICTソリューション(航空・宇宙関連、鉄道関連)の5セグメント。
自動運転関連ソフト、エネルギープラント(発電所)向け監視・制御システム、組込システム開発が主力。自動車システム(自動運転/先進運転支援システムのデバイス開発)、IOTシステム(組込・制御・建設、セキュリティ)に注力。

 

 

タイトルとURLをコピーしました