年末年始相場のリスク

知識
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流動性リスク

1年の中で最も流動性が薄くなるのは、クリスマス・シーズンと年末・年始です。

12月に入ると、欧米では2週間という長期休暇を取る人が多くなります。そのためマーケットは閑散とし、流動性が薄くなってきます。
欧米人にとってクリスマスは、お盆と正月が一緒にきたような盛り上がりになる行事です。
また、欧米のディーラーでは、ほぼ11月までの成果、12月初めのギリギリの仕上げで賞与も決まってきます。

その代わり、お正月は、元旦1日だけで2日からバリバリ働きます。
日本人がのんびり休んでいる間も欧米では新年の投資がスタートし、一斉に投資行動が活発になります。マーケットも普通の盛んなマーケットとして動いています。2日や3日に相場が大きく動くということもあるため注意が必要です。

クリスマスラリー

クリスマスラリーとは、米国でクリスマス後の5営業日から新年の第2営業日にかけて株価が上昇しやすい現象のことです。
この現象が起こる背景として、12月に入ると米国投資家が節税対策のための保有銘柄の処分(売り)を行いやすく、一時的に市場は下がるものの、その後のクリスマスから新年の第2営業日にかけて買い戻しがおこなわれ、結果株価が上昇しやすいことがあげられます。

日本にはサンタクロースラリーと近い格言で掉尾の一振(読み方:とうびのいっしん)というものがあります。年末に向けて株価が上昇しやすいというものです。何営業日かというのは明確ではないのですが、年内最終5営業日くらいを指すことが多いようです。

過去10年の勝率では、NYダウ8割、日経平均は3割です。
掉尾の一振という格言はあまり通用しないようです。

為替相場に警戒

2019年1月3日早朝にドル円相場のフラッシュ・クラッシュが発生、わずか5分程度で4円程度の急落を見せました。日本は正月休みのため市場参加者が少なく、薄商いのシドニー為替市場で起こりました。

主因は「アップル・ショック」という見方がある。米アップルのティム・クックCEOが米国時間1月2日に、中国でのiPhone落ち込みが厳しく、2018年10~12月期の売上予想を従来見通しの890億ドル~930億ドルから840億ドルに下方修正することを発表した。
アップルの売上動向や設備投資動向はその影響力から世界景気を左右する指標になっており、世界景気の低迷を懸念してリスクオフの円高になったというのが一般的な見方である。フラッシュ・クラッシュ後にドル円はすぐに107円台まで戻したが、翌3日のアップル株は約10%安と急落、NYダウも660ドル (2.8%) 安とフラッシュ・クラッシュは株式市場をも直撃した。
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