オンライン診療
オンライン診療とは、患者が病院やクリニックに出向かなくても、パソコンやスマートフォンなどのビデオ通話機能を用いて受けられる診療方法のこと。映像と音声で医師の問診を受けられるほか、処方箋を出してもらい、自宅近くの薬局で薬を受け取ることや、薬を送付してもらうことなどが可能となる。ービスを活用できることとなりました。
注目銘柄
2150 (株)ケアネット
【特色】医師向け情報サイトを通じ製薬の営業支援。DVD、動画配信による医師教育コンテンツ提供も
【連結事業】医薬営業支援サービス88(51)、医療コンテンツサービス12(14) <19・12>
【新分野】医薬品販促向けのWeb会議サービス拡充。後継者不足の医療機関の承継支援サービス開始。オンライン診療も開拓。
株価(2020/9/25) | 3340円 |
時価総額 | 369億円 |
売上高(予) | 35億円 |
PER(予) | 84.6倍 |
PBR | 14.86倍 |
配当利回り(予) | 0.18% |
売上高は拡大しているが、割高感あり。
2309 シミックホールディングス
【特色】新薬開発の治験支援(CRO)国内先駆。業界首位級。医薬品受託製造や長期収載品承継事業育成
【連結事業】CRO(医薬品開発支援)52(18)、CDMO(製造支援)23(1)、CSO(営業支援)10(3)、ヘルスケア10(12)、IPM5(-12)【海外】14 <19・9>
シミックHDとスタートアップのマイシンは、在宅治験を実現する「バーチャル治験システム」の提供を開始。オンライン診療システムを活用して医療機関と患者を結び、副作用の有無を確認。データ入力すると、クラウド上の治験データベースに反映される。
株価(2020/9/25) | 1383円 |
時価総額 | 262億円 |
売上高(予) | 750億円 |
PER(予) | 18.5倍 |
PBR | 1.03倍 |
配当利回り(予) | 1.59% |
割高感なし。売上も順調に拡大中。
3694 (株)オプティム
【特色】スマホなど端末の一括管理サービスをクラウドで提供。遠隔サポートも展開。保有特許豊富
【連結事業】IoTプラットフォームサービス80、リモートマネジメントサービス11、サポートサービス2、他サービス7 <20・3>
オプティムは佐賀大学発のベンチャーで、佐賀大医学部と包括提携し、医療データーを高める共同研究をしている。その一つがウエアラブル端末「スマートグラス」で、ドクターヘリで搬送中の患者情報を病院と共有しながら治療にあたる。
株価(2020/9/25) | 3155円 |
時価総額 | 1739億円 |
売上高(予) | 74億円 |
PER(予) | 346.6倍 |
PBR | 58.23倍 |
配当利回り(予) | –% |
売上は拡大中も割高感あり。材料は豊富。
3902 メディカル・データ・ビジョン
【特色】医療機関、製薬向けに医療・医薬品データのネットワーク化と利活用の両サービスを提供
【連結事業】データネットワークサービス38、データ利活用サービス62 <19・12>
【秋口始動】病院向け電子カルテ連携事業基盤活用したオンライン診療支援サービス、看護必要度分析アプリ有償サービスなど秋口から開始。健診システム会社を買収。
健康・医療情報を自ら管理するPHR(パーソナル・ヘルス・レコード)を活用し、医療者が初診でも患者のバックグラウンドを把握できるようにすることで、患者がオンライン診療をより容易に受けられるようにするために、自分で健康・医療情報を保管・閲覧できる「ポケットカルテ」を運営するSCCJと連携を強化する。
株価(2020/9/25) | 2114円 |
時価総額 | 846億円 |
売上高(予) | 48億円 |
PER(予) | 139.5倍 |
PBR | 22.41倍 |
配当利回り(予) | 0.14% |
売上は拡大中も割高感あり。
3939 (株)カナミックネットワーク
【特色】自治体、医師会、介護サービス事業者向けクラウドサービスが収益柱。ネット広告も手がける
【単独事業】カナミッククラウドサービス89、コンテンツサービス5、他サービス5 <19・9>
株価(2020/9/25) | 818円 |
時価総額 | 394億円 |
売上高(予) | 18.6億円 |
PER(予) | 96.0倍 |
PBR | 22.41倍 |
配当利回り(予) | 0.24% |
売上は拡大中も割高感あり。
4480 (株)メドレー
【特色】ヘルスケア領域向け成果報酬型人材紹介が主力。オンライン診療システムと電子カルテ育成中
【連結事業】人材プラットフォーム86(43)、医療プラットフォーム11(-96)、新規開発サービス2(-76) <19・12>
【追い風】主力の人材紹介は顧客事業所数伸び、成果報酬順調増。新型コロナ影響で需要活発なオンライン診療好調。人件費、開発費増こなし営業益続伸。21年12月期も人材紹介増勢。オンライン服薬指導上乗せ。
【オンライン服薬指導】オンライン診療需要と薬機法改正に合わせ9月提供開始。申し込み事業所数は1000件超。医療関連企業のデジタル化支援子会社を8月設立。
2016年からオンライン診療システム「CLINICオンライン診療」を展開する。2020年9月からはオンライン服薬指導システムの提供を開始する。
株価(2020/9/25) | 4945円 |
時価総額 | 1494億円 |
売上高(予) | 66億円 |
PER(予) | 466.3倍 |
PBR | 35.22倍 |
配当利回り(予) | 0.00% |
売上は大幅拡大中も割高感あり。
4483 (株)JMDC
【特色】健康保険組合の医療データを匿名加工し製薬・保険会社等へ提供。遠隔医療や調剤薬局支援も
【連結事業】ヘルスビッグデータ47(37)、遠隔医療32(25)、調剤薬局支援21(12) <20・3>
【増 額】受診控え影響し遠隔医療と薬局支援伸び悩む。だが柱の医療ビッグデータ事業は買収効果フル寄与。製薬・生損保など大口顧客や健保向けに取引拡大。会社計画は新型コロナ影響過大視で上振れ余地。
【買 収】8月、医薬情報ネットの全株取得合意。学術情報データ活用しコンテンツ強化。ノーリツ鋼機の保有株割合薄まり、東証1部変更も視野。9月末で株式2分割。
株価(2020/9/25) | 9300円 |
時価総額 | 2416億円 |
売上高(予) | 150億円 |
PER(予) | 142.1倍 |
PBR | 24.71倍 |
配当利回り(予) | 0.0% |
売上は大幅拡大中も割高感あり。
6095 メドピア
【特色】医師向け情報サイト運営、製薬会社の広告料が収益源。法人向け医療相談や特定保健指導も展開
【連結事業】ドクタープラットフォーム75(36)、ヘルスケアソリューション25(12) <19・9>
【増益続く】買収で売上高9億円上乗せ。医師向けプラットフォームは新型コロナで需要が想定超。ヘルスケア堅調。増益幅拡大。21年9月期も製薬会社の営業のオンライン移行進み、広告収入膨らむ。薬局支援など新サービス貢献。最高純益更新。
スマホを使ってオンラインで医師に医療相談を行うことができるオンライン医療相談プラットフォーム「ファーストコール」を、上海在住の日本人向け医療相談サービスとして提供する。
株価(2020/9/25) | 4855円 |
時価総額 | 1043億円 |
売上高(予) | 52.5億円 |
PER(予) | 153.0倍 |
PBR | 20.38倍 |
配当利回り(予) | 0.0% |
売上は大幅拡大中も割高感あり。
6034 MRT
【特色】インターネットを介した非常勤医師の紹介サイト主力。東大付属病院の互助組織を母体に発足
【連結事業】医療人材サービス93、他7 <19・12>
MRTはオプティムと提携した遠隔診療サービス「ポケットドクター」を展開しており、スマホやタブレットのカメラで撮影した画像を医師に転送し、具体的なアドバイスを受けることも出来る。
株価(2020/9/25) | 1438円 |
時価総額 | 82億円 |
売上高(予) | 25億円 |
PER(予) | 61.4倍 |
PBR | 5.45倍 |
配当利回り(予) | 0.0% |
売上は拡大中も割高感あり。
4596 窪田製薬ホールディングス
【特色】眼科領域の医薬品開発ベンチャー。エミクススタト塩酸塩が中核。検査機器、遺伝子治療開発も
【連結事業】眼疾患薬等開発100 <19・12>
在宅・遠隔医療モニタリングデバイスである超小型モバイルOCT「PBOS」で米国で臨床試験を開始。加齢黄斑変性や糖尿病黄斑浮腫など血管新生を伴う網膜疾患患者が対象。遠隔で網膜構造や視力の変化を医師が診断できるシステムを確立することで、患者の目の健康維持を目指す。2020年7月には量産型試作機が完成した。
株価(2020/9/25) | 319円 |
時価総額 | 137億円 |
売上高(予) | 0億円 |
PER(予) | -4.7倍 |
PBR | 2.00倍 |
配当利回り(予) | 0.0% |
上場以来、大赤字が続く。売上も4年連続0円。
7047 ポート
【特色】就職活動、カードローンという2分野のネットメディアを軸に運営。人材紹介などの展開を強化
【単独事業】キャリア系インターネットメディア53、ファイナンス系インターネットメディア43、他4 <20・3>
2015年からオンライン診療サービス「ポートメディカル」を提供。2019年5月にはオムロンヘルスケアとオンラインで患者と医師をつなぐ、高血圧治療の支援に特化したサービスを開始。2020年4月に高血圧診断を中心に初診から始めることができるオンライン診療を提供する環境の準備が完了したとしている。
株価(2020/9/25) | 760円 |
時価総額 | 88億円 |
売上高(予) | 41億円 |
PER(予) | -113.3倍 |
PBR | 4.09倍 |
配当利回り(予) | –% |
売上高は微減。今期赤字予想。
2667 イメージワン
【特色】衛星画像の販売が起点。自社開発の医療画像・保管・配信・表示システム(PACS)が主事業に
医療画像診断装置や電子カルテから得られる画像データを、診察室や遠く離れた病院に設置されたパソコンの画面からも覧できる「医用画像ファイリングシステム(PACS)」を構築する。
【単独事業】ヘルスケアソリューション68(15)、地球環境ソリューション32(6) <19・9>
株価(2020/9/25) | 476円 |
時価総額 | 40億円 |
売上高(予) | 23億円 |
PER(予) | -6.2倍 |
PBR | 1.92倍 |
配当利回り(予) | 0.0% |
売上は拡大中も営業赤字が頻発。
3905 データセクション
【特色】SNS分析とコンサルティング、システム開発が主力。AIとビッグデータ活用事業を育成中
データセクションは、遠隔医療AIを活用した地域包括ケア支援の実現を目指す。
【連結事業】ソーシャル・ビッグデータ100 <20・3>
株価(2020/9/25) | 629円 |
時価総額 | 87億円 |
売上高(予) | 13億円 |
PER(予) | -103.2倍 |
PBR | 3.13倍 |
配当利回り(予) | 0.0% |
売上拡大中も今期は赤字予想。
4829 日本エンタープライズ
【特色】スマホ向けコンテンツ配信と法人SIが2本柱。豊洲移転で拡大の水産物ECなど新事業模索
【連結事業】クリエーション57(31)、ソリューション43(12) <20・5>
2020年5月27日、新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえ、かかりつけ医等によるオンライン診療を即日開始できるタブレット端末の提供を開始すると発表した。医療介護連携SNSを運営するエンブレースと4月9日からタブレット端末の共同開発を開始。オンライン診療サービスとして3500以上の医療機関に導入される「クロン」を運営するMICINが加わることで、オンライン診療をすぐに導入したいという需要に対応する。
株価(2020/9/25) | 293円 |
時価総額 | 118億円 |
売上高(予) | 40億円 |
PER(予) | 58.8倍 |
PBR | 2.35倍 |
配当利回り(予) | 0.85% |
売上は回復中。ピークから8割。
3681 ブイキューブ
【特色】Web会議などコミュニケーションサービス提供。遠隔医療やネットでのセミナー開催支援も。
【連結事業】ビジュアルコミュニケーション64(7)、ラーニングマネジメントシステム16(-1)、アプライアンス20(11)【海外】16 <19・12>
株価(2020/9/25) | 1806円 |
時価総額 | 440億円 |
売上高(予) | 72億円 |
PER(予) | 69.9倍 |
PBR | 13.2倍 |
配当利回り(予) | 0.11% |
売上伸び悩み。割高感あり。
4088 エア・ウォーター
【特色】産業ガス2位、医療用酸素で首位。加工食品・農業、医療機器、ケミカル等でM&A戦略を推進
【連結事業】産業ガス23(10)、ケミカル3(5)、医療23(5)、エネルギー6(8)、農業・食品17(2)、物流6(4)、海水5(7)、他16(6) <20・3>
傘下に川崎化成工業、タテホ化学工業、川本産業<3604>、K&Oエナジーグループ<1663>、歯愛メディカル<3540>を持つ。
【注目銘柄】遠隔診療支援システムを5月11日から販売・レンタル開始
遠隔診療支援システム「ノアロン」を開発し、5月11日から販売・レンタルを開始すると発表した。
「ノアロン」は、医療施設間をネットワークで接続し、共通画面を見ながら遠隔支援を行うシステムで、患者映像や生体モニター、電子カルテ情報、呼吸器をはじめとした医療機器情報を1つの画面で確認できる。また、テレビ電話などを活用したリアルタイムな情報伝達で、円滑なコミュニケーションも支援する。
株価(2020/9/25) | 1464円 |
時価総額 | 3364億円 |
売上高(予) | 8100億円 |
PER(予) | 12.3倍 |
PBR | 1.00倍 |
配当利回り(予) | 3.01% |
売上微増。割高感なしも値動き重い。