相場格言集

知識
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株式投資の心構え編

人の行く裏に道あり花の山

投資家は、とかく群集心理で動きがちだ。それでは大きな成功は得られない。むしろ他人とは反対のことをやった方が、うまくいく場合が多いと説いている。
人生の成功者は誰もやらないことを黙々とやってきた人たちであり、人並みにやっていたのでは、人並みの結果しか得られないというわけだ。

備えあれば迷いなし

株式投資で最も大切なことは、売買に際しての確固たる自信と決断である。
同時に、まさかのときにも動じない資力をたくわえておく必要も説いている。
ギリギリの資金で株式投資をしていると、常に損をしてはいけないとせっぱつまった気持ちでいるために、わずかのことでも動揺し迷いだす。迷ったら最後、適切な処置はできなくなるのが通例だ。

遠くのものは避けよ

東証の上場株は3,700社以上(2020年4月末現在)。
その中から投資対象を選ぶのに、わざわざなじみのないものに目を向ける必要はあるまい。仕事の関係とか、日常生活で愛用している商品を通じて、多少とも知識や親近感を持っている株式を選んだ方が間違いは少ないというものだ。株式のことはあまり知らない家庭の主婦が、ふだん自分が使っている家庭用品のメーカーに投資して、利益を上げた実例がある。

相場の見方つかみ方

行き過ぎもまた相場

物事には、動があればその反動がある。株式相場でも、人気が過熱気味で上に行き過ぎたときには、その後の下げもきつい。いわば、妥当と見られた水準を上向った分だけ、下げのときも予想をさらに下回ることになる。

相場は相場に聞け

相場は人が考えているとおりには、なかなか動いてくれない。理屈では割り切れない、いわゆる「理外の理」で動くものであり、それが「相場は生きもの」といわれるゆえんでもある。
自分が下した判断だからといって、これにこだわり過ぎ、あるいは意地をはっていては、大きな痛手を受けることになりかねない。相場のゆくえは、相場だけが知っている。ここは、素直に相場に従うべきだという教えである。

天井三日 底百日

長期投資を心がけている向きには関係がなく、目先的に小波動を狙う人が、相場のサイクルとはそういうものだと覚えておくのに便利な格言である。

相場の推移の典型とは、ちょうどなだらかな山の稜線を描くように、ゆっくり上昇していき、突如として急勾配を登りつめたと思ったとたん、急坂を一気に下り、再び次の上昇を始めるまで長い期間にわたって横ばいを続ける。その感じを、仮に日数で表現するとすれば「天井三日、底百日」または「天井三日、底三年」ということになる。

売買のコツと心得

売りは早かれ 買いは遅かれ

株式投資では、買いは易しいが売りは難しいといわれる。売りが上手になれば、投資家として超一流の力量と認められるほどだ。

前述の「天井三日、底百日」にもいうとおり、買い場は随所にあるが、売り場は短い。それだけに買いはじっくり構えた方がかえって安く買えることもあるが、売りの方は一瞬のチャンスをつかむがごとく迅速に行動すべし……それが「売りは早かれ 買いは遅かれ」の意味である。

株を買うより時を買え

投資対象の選択が重要でないというわけではない。それよりも投資の時期を選ぶことの方がはるかに大切だという教えである。

「漁師は潮を見る」という。経験豊かな漁師なら気象のほかに潮流の微妙な変化を読み取って、出漁の機会をつかむものだ。株式投資も同様である。経験をつめば、ちょうど潮が満ちてくるのを感じるように上げ相場の到来を予知できるようになるという。むろんそれは、単なるカンではなく多種多様の指標や材料を的確に分析した結果というべきだろう。
同じ優良株でも、やはり買い時を誤ると結果は思わしくないものだ。

株式売買のタイミング

二度に買うべし 二度に売るべし

自分の判断が本当に正しいかどうかは、結果を見てみなければ分からない。
いくら自信があっても、相場がそのとおりに動く保証はない。
「相場は相場に聞け」ではないが、まず相場にさぐりを入れる。つまり打診をして、自分の判断の当否を確かめてみてはどうか。その結果、予想通りであることが分かったら、そこで初めて本格出動してもまだ十分に間に合うはずだ。一度にどっと出ていって失敗することを考えれば、このくらいの手間ヒマは惜しむに価しない。いわば、石橋を叩いて渡るがごとき慎重さが、株式投資には何よりも必要となる。「二度に買うべし、二度に売るべし」は、その慎重さを説いた教訓である。

もうはまだなり まだはもうなり

言葉の意味は、もう底だと思えるようなときは、まだ下値があるのではないかと一応考えてみなさい。反対に、まだ下がるのではないかと思うときは、もうこのへんが底かもしれないと反省してみてはどうか――というものだ。
心のなかでまだ買うのは早いと思っているときに相場は上がっていき、まだ上がるだろうと思っていると下がってしまう。投資家の心理と相場の行き違いをズバリ言いあてた格言。

三割高下に向かえ

相場が上がれば、際限なく欲の爪を伸ばし「とことん上がるまで売るものか」というタイプの投資家が多い。その欲が災いして、取れるものも取れず、あまつさえ損勘定になってしまう例も多いようだ。
そこで、あらかじめ目標を立てておき、何割上がったら後はどうあろうとも利食い売りしようとする戦法がある。ただし、これは波乱含みの相場には通用しにくい面がある。普通の穏当な値動きのときだけに応用すべきだろう。例えば100円の株式を買ったら3割高の130円で売るわけで、いわば投資資金の効率(回転率)を高めよという教えである。むろん、この戦法をとる限り、余計な迷いを寄せつけないという効用もある。

 

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